初のCertificationを獲得しました。毎週の課題も含めるとそれなりの重さでした。
概要
Pythonを使用した、CSの基礎講座。シラバスからもわかるように、Python特有のメソッドなどを覚えるよりも、プログラミングそのものの考え方を学ぶような講座。
シラバス
- Introduction to Python
- Core Elements of Programs
- Simple Algorithms
- Functions
- Tuples and Lists
- Dictionaries
- Testing and Debugging
- Exceptions and Assertions
- Classes and Inheritance
- An Extended Example
- Computational Complexity
- Searching and Sorting Algorithms
受講目的
プログラミングそのものの考え方の基礎を鍛えるのに非常にまとまった良い講座と聞き。moocsの人気講座ランキングでもだいたい上位に入ってる講座。
受講期間
2020年 6月~8月
副読本
副読本っていうか、この講義の教科書ですね。そのまま日本語にも翻訳されて売っています。内容は講座と同じく面白いんですが、ところどころ訳が引っかかるので、moocs受ける英語力あるなら英語版をそのまま買った方が良いかも。
世界標準MIT教科書 Python言語によるプログラミングイントロダクション 第2版:データサイエンスとアプリケーション
- 作者:Guttag John V.
- 発売日: 2017/09/01
- メディア: Kindle版
感想
- moocsに関する日本語の情報がまるでないので、最初は使い勝手とか良い講座の見極め方に慣れるのに時間がかかる。これはやりながら慣れていく。
- 毎週2コマ、課題もまあまああるので週5~6時間くらいは必要。仕事しながらだと土日どっちか使わないとついていけないか?くらいの量。逆に言えばこれくらい課題を出してくれるならお金をかける価値があるなと思える。
- 課題の質が良い。単純な計算問題ではなく、きちんとこの操作の意味が理解できているか?を問いを通して確認されているような。「良い問題は自然と学習している人の気づきを促すんだな」と思わされる。
- プログラミングの基本操作について、大切な部分を編集して教えてくれるので時間あたりの学びが多い。これはお勧めできる。
- 他のプログラミング入門講座との違いとして、入門だからと言って具体的な操作によりすぎず、これはなんのためにあるのか?という意図を含めて丁寧に説明してくれる
- 問題を解くことを通じて、ユニットテストの行い方が練習できるの良くできている。
- アルゴリズムの基礎にも内容が入ってくるので、最低限の高校レベルの数学の知識はあった方が楽しめる。数学がいらないプログラミングの講座なんてねえ、みたいなところなのでまあ妥当。
- 「アメリカの大学生はとんでもなく勉強をしている」とよくいうが、これを受けるだけでもよくわかる。これが学部一年生の講座としてあって、この重さのものを10コマも20コマも取っていると思うと確かに毎日課題漬けになることは容易に想像できる。4年間の勉強量の差はとんでもないんだろうな。
- 他の講座も受けてみて感じだが、「moocsというプラットフォームがあるからとりあえず乗っかった所」と「moocsで勉強がしやすいように力を入れている所」の差が結構ある。MITは後者だなと思う、だから他の講座も取ろうとなっているんだけど。