問題を解くときでもそうだけど、ゼロに近い状態から考えるよりも、ある程度質問が具体的になっていた方が考えやすい。
状況を限定した方が、むしろアイディアを広げやすいんだと思う。
特に意思決定の場面においては、自分の思考の偏りに気づかずに決めてしまうと痛い目を見るので、視点を組み合わせることが大事。
本を読んだり考えたりする中で、頭の中のシチュエーションをうまく限定させるために良さそうな質問をまとめておく。
書いていて思い出したけど、キャッチコピーの勉強をしている時も、同じようなことをやったなあと。同じものを見ても、何に焦点を合わせるか、と言う話。
意思決定の全体観
- 目的を明確にする
- 目標を決める
- 目標に影響を与える変数を考える
- アイディアを発散させる
- 分析(比較)をする
- 思考の偏りをチェックする→発散に戻る(以後繰り返し)
質問
前提をずらす
- 今ある選択肢がどれも選べないとしたら、他にどんな可能性があり得るだろうか?
- いままでの努力がすべてムダだったとしたら、他にどんな選択肢があるだろうか?
- ありあまるお金を持っていたら、今ある選択肢を選ぶだろうか?
- 何の不安も心配事もないとしたら、他にどのような可能性があり得るだろうか?
- そもそも目標に影響を与える変数として、忘れているものはないか?
- 全体を規定しているボトルネックはどこか?
目をずらす
- この意見を出している自分の本音は?建前は?
- 自分が尊敬する人は、どんな助言をしてくれるだろうか?
- この選択が友人のものだったら、どんなアドバイスが頭に浮かぶだろうか?
- 自分のコネクションを通じて、また別のオプションが考えられないだろうか?
時間をずらす
- 選択したbefore/afterで明確な変化はあるだろうか?
- 10分後、10ヶ月後、10年後、この決定はどんな影響を持つだろうか?
- 決めたことが全部無駄に終わるとしたら?それはなぜ?
- 懸念していることが、絶対に避けられないのだとすると?
連想ゲーム
- どっちを選んだ方がハッピーか?
- 今出ている意見を真逆に言うと?
- 無理やりアイディアを繋げると?
- 問題が全部同時に起きるなら?同時に達成するには?
- 知っているコンテンツ(ドラマ、音楽、漫画など)に例えると?
- 小さいころの自分だったら?