(*最初にこの記事を書いてから1年経ち、大幅加筆しました。結論「技術書などの自分の専門領域に関しては紙派」に回帰してます。)
2020年の考え
ここ1~2年でだいぶKindleへの移行が進みましたが、まだどうしても単語帳なんかを使う時には紙だよなーみたいなところがあります。
今日本屋でどっちにしようか迷ったので、今後発生しないように改めて言葉にしておこうと思います。
基本方針はKindle
基本的には買う場合はKindleにしてます。
以下の理由からです。
- カバンが重くなるのを避けたい、テーブルを占居されたくない(要はでかい本は持ちたくない)
- 過去に読んだものをパッと検索したい
- 本棚を超える量を保有したくない(すぐ溢れる)
- 1~2年のスパンで引っ越しなどの想定がある(判断材料として結構大きい)
スタンスとしては、「紙の方が記憶に残りやすいことはデータとしても経験則的にも理解しつつ、条件を考えると今はKindle優位にしておいた方が良い」判断をしています。
逆に言えば、将来的に定住が前提になり、大きめの書斎をもつことを前提にする(家をもつならそうしたい)なら紙メインに戻す予定です。
紙で買うもの
とはいえあくまで勉強をするときは紙の方が良い派です。
紙の手触りや全体のどの辺に載っていたか、ページの折り目から感じられる達成感など、五感に働きかける力を感じます。
そこで以下の場合に限り、紙での購入をOKにするということで運用していきます。
- 相当な回数(数十周とか)読み込み、マルっと覚えきるほど覚悟がはっきりしたもの
- 完璧にするに値するほど説明に定評のある(版を重ねている)もの
- 問題を解くタイプで、気づきの書き込みを本に直接するもの
- ページ数が500Pを超えないもの(技術書や専門書はさすがに大きすぎて、紙によるデメリットが大きい)
ちなみに、マルッと覚えきる覚悟というのはこのイメージです。受験勉強で1つの参考書をボロボロになるまで使った後の無双感は、一度やったことがあれば共感してもらえるのではないかと。
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条件を守ると、教科書のような薄く説明のカチッとしたものや、目的に沿った問題集がメインになる想定です。
本のラインナップが、ここへ来てどんどん学生の頃に戻っていく感覚があります。
参考
"タブレットで勉強" ってほんとうに効果はあるの? "紙で勉強" と科学的に比較してみた。 - STUDY HACKER|これからの学びを考える、勉強法のハッキングメディア
電子書籍vs紙の本⋯勉強するなら紙の本の圧勝!!|院長ブログ|五本木クリニック
2021年になって
(特に自分の専門領域について)紙を優先。
昨年は基本全てkindleにして行こうと考えていましたが、自分の専門領域に関しては紙で買うべきではないか?という結論になってきました。
昨年1年いろいろな勉強方法を試す中でも、「紙の本による勉強効率の良さ」は再確認させられたものの一つです。
再確認した紙のメリット
良かったこととしてはよく言われることの再確認という感じですが
- 身体的な感覚(紙の手触り、大体何ページ目くらいにあったかなど)と共に記憶に刷り込まれる
- 書き込みがしやすい(タブレットでもできるとは言え、紙とペンが最も直感的)
- 物理的に重さのあるものを買う、目に止まるということによる学習モチベのアップ(スペースを取るからこそ、あとでやるかもではなく本当に勉強するものを買うようになる)
- 本棚に並べた時に達成感が感じられる、どの辺の領域が足りていないかを考えられる
身体的な感覚というのは、勉強効率を語る上で馬鹿にできないなと思います。
デメリットをどう考えるか
デメリットに関しては、クリティカルなものは本棚問題くらいであとは気にならないかなと考えるようになりました。
カバンが重くなる、出先で勉強ができない
→このご時世そもそも自宅勉強メインになることを想定しています。また電車など隙間時間はそれ用の本を選択すればよいかなと。過去に読んだ本、本の中の文字検索の性能
→これはメリットで書いたように指でなんとなくこの辺、この本、と覚えている感覚の方が頼りになりました。何度も同じ本を開いているとその感覚になると思います。本棚がいっぱいになる、引越しなどで身が重くなる
→確かにこれは否定できません。が、そもそも勉強は覚えないことには意味がないのでまずは「本棚効率」よりも「学習効率」が優先で、本棚問題が発生したら十分理解した本や今の重点テーマではない本をpdf化するなど検討するがよいかなと考えるようになりました。
kindleの扱いはどうするのか
kindleも使わないというわけではありません。というか「学習効率」観点では紙に回帰したいよね、というだけなのでそれ以外は今後もkindleを使用する予定です。
逆にこれまでよりもkindle化を進めていきたいものとして「所有欲」で集めていた本を移行していきたいというものがあります。具体的には漫画、小説、一部のビジネス書など。
上記の学習書で書いた本棚に並べたときの達成感というのは副次的なもので、基本的には使う時の利便性のあるものを手元に残すことで本棚を使いたいです。なので、「持っていることが嬉しい」が動機になっているものはできるだけ手放すようにしていきたいなと。