自分に合った勉強方法の構築

自分で勉強をするときに適した方法を構築していっています。
特に最近は、AtCoderを始めたことで自分の凡人っぷりに気づかされる毎日(毎週末)なので、カッコつけないで基本を継続することを重視しています。

勉強方法というのは、性格だったり身体との愛称なしには語れない分野だと思っているので、自分でいろいろ試してみて合うものを調整していくのが良いと思います。

1. なめているような、とんでもなく簡単なことから始める。

それなりの応用内容を勉強するには、基礎が完璧に自分のものになっていることが欠かせない。
なぜなら基礎が分からないと応用問題を見たときに「何が分からないのか(足りないのか)が分からない」から。
特に自分の場合は、なぜこうなるのか?が自分の言葉で咀嚼できていないまま「とりあえず手を動かせ!」みたいな方法は苦手(仕事でも合わない)。「いやいや、数打つ前に頭の整理させてよ」ってなるタイプ。

その立場に立つと、時間をかけて原則を身体に染み込ませた方が、

  • 結局時間がかからない。
  • 結局応用できる範囲が広い。
  • 結局忘れにくい。

ポイントは、プライドを捨てて、分かるところまで戻ること。だいたい小中高レベルの「え、さすがにここからはやらなくて良いでしょ」と直感的に思うところにこそ理解の穴がある。結局勉強は積み重ね。

2. 問題を解くことなしに、覚えることはできない。

ただ本を読んだり、音声を聞いていても、記憶に定着しない。得た知識は自分で手を動かして問題を解くことで運用できる理解度にする。これはもうデータでも言われているのがそのまま自分にも当てはまる。
問題集のような分かりやすいものがなくても、音声をシャドーイングしたり、ノートに自分で問題を作るなど、自分で覚えやすくアウトプットできる先を組み込む。

データと言っているのはいくらでもあるけど、最近だとこういうの。

www.furomuda.com

3. 丸暗記ではなく、自分の言葉で気づきを貯める。

テキスト通りの言葉ではなく自分の言葉で整理する過程で、定義の証明や、目的、なぜ便利かなどを理解する。

自分の頭で考えた経験や、既存の記憶や感情と結びついた気づきは強く記憶に残る。昔から情報は咀嚼した上で圧縮して持ち運びたいタイプだった(あんまり各論を丸暗記して覚えておくのは得意じゃない)ので、大事なところを自分なりに解釈してまとめるのが合っている。

4. 復習を前提にした勉強サイクルを作る。

せっかく頑張って覚えても、すぐに忘れるものなので、1回で頑張って覚えるのではなく、何度も繰り返す。

そのために復習用のノートを作る。ここでまとめることもあくまで気づきを中心にする。
todoistで2年ほど時間計測した結果、大体1日の集中力は持って6時間程度なので、それを超えても何かやりたい時は、ノートの復習に充てるのが良い。

実践編

  • 一度使い始めた教材は3周以上勉強する(繰り返すことで、多層的に気づきを増やす)
  • 覚えた分野に関する問題を探して解く。なければ作る(単語アプリやノートを活用する)
  • 気づきを記録するノートを取る。(いくつもあると煩雑なので1冊にまとめる。要約のような記事・ノートは作らない。)
    • 余白を多めにとって復習の時に追加で考えたことを書き込めるようにする
  • 毎週末にノートを見返して復習する。
  • 勉強の方法そのものを改善する時間をとる(土曜日をチューニングデイとする)
  • 休憩時間はスマホを見ない。横になるか、ストレッチをする(椅子に座って猫背気味になるので、肩甲骨周りを動かす)。
  • 朝と休憩後は瞑想で、頭を落ち着かせてから開始する。勉強中に別のことが思いついたらその場で処理せずとりあえずtodoistに入れておく。
  • やたらめったら長時間やらない。1ショット45分、1日で新しいことをやるのは6時間にとどめて、あとは振り返りや次の日やることの確認。

参考

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