AWS Solutions Architect - Associate(SAA)に合格した

昨日Solutions Architect - Associate(以下SAA)を受験し、合格しました。記憶が鮮明なうちにやったことをメモしておきます。

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前提のスペック

この手の記事でありがちなのは、スタートラインが違うことで当てにならないことなので関連するスペックを書いておきます。

  • 非情報系学部卒
  • 基本情報技術者:取得済み
    • ごくごく初歩的なネットワークの構造は理解できている。(階層モデル、CIDRみたいな単語はわかる)
  • ソフトウェアエンジニア歴:0.5年
  • AWS使用経験:実務経験なし。研修の意味で、以下の本を入社時に学んだくらい。
    • EC2,VPCあたりの単語はかろうじて知っている程度

動機

元々はネットワークの勉強を始めたかったことがきっかけです。が、本で読むだけではいまいち実感を持って理解できないので、実際に動くもので勉強をしたくなりました。
会社でも使用されているAWSを体系的に学んでみることに。

なぜSAAか?

いまいち違いがわかっていなかったですが、ググったところこれが最も基本的なものだと書いてあるものが多かったので。
クラウドラクティショナーはサービス単体の問題が多いようなので、今回の学習動機とは違うと思いパスしました。

勉強期間、時間

  • 2021年6月
    • 1ヶ月、70時間くらい

勉強内容

AWS Well-Architected フレームワーク

  • 最初に、思想の部分が強く書かれているこちらを一読しました。
  • 細かい単語はわからないものが多かったですが、こういうことを考えているのねっていう抽象的な部分に一度触れてみるという意味で最初にやりました。

aws.amazon.com

  • 情報源が散らばっているよりも1つのものを繰り返し覚える勉強法の方が得意なので、本はとりあえず書いました。
  • 内容はどれでもそんなに変わらないと思いますが、比較的新しい(2021年1月発売)こちらを勉強しました。
  • とはいえ、明らかに情報量としては足りないので、後述する問題演習の際に、メモを集約する場所として使っていました

講義動画

  • 本だとハンズオンが足りないので、Udemyの動画を参考にしました。
  • 全部やると時間がかかりすぎるので、基本的なサービスだけは実際に手を動かす、それ以外はハンズオンの動画を流し見る、という方法にしました
  • 動画は結構丁寧に話しているので2倍速でも十分聞き取れると思います
  • edXなどを勉強していても思いますが、初見で動画よりも、本などで一度言葉を知った上で内容の理解を深めるために動画を使用する方が定着が良い気がします。好みの問題かもしれませんが。

www.udemy.com

Udemyの問題演習

  • あとはひたすら問題演習をしました
  • 上の講義動画にも3回分の演習が入っているので、合わせて9回分(問題の重複はありますが)で十分な量でした

www.udemy.com

公式のサンプル問題

  • 公式ページから、サンプル問題が10問ダウンロードできるので、それは目を通しました
  • その10問に関しては、内容を覚えるというより、こういうレベルだったり言葉遣いの問題が出るのね、というのを事前に体感しておくものとして精神衛生上大事でした

aws.amazon.com

Black Beltサービス別資料

  • ざっと各論の確認ように読んだ
  • 資料によって情報量がバラついていたり難度が違ったりするので、試験に向けてという意味では、良くある質問とかを読んだ方が良かったかも。

aws.amazon.com

学んだこと

  • これをとったことで、今からインフラエンジニアとして働ける、構成をイチから作れるか、というとそんなことはないです
  • 少なくともサービスの概要と、基本的な構成図は理解できました。その恩恵としては以下のようなものがあります。
    • slackを流れる会話やAWSからの通知が多少意味がわかる
    • 自社、他社の構成図を見たときに簡単なものであればやりたいことはわかる
    • AWSの学習を他の本やネット上の情報で進めることができる

今後

  • 少なくともアソシエイトレベル3つは取り切る予定です。その上をどうするかは、実務との兼ね合いでまた考えます。