*このブログはアフィリなど一切なく、純粋に思ったことが書かれています。
自宅で作業をする時間が増えてきたので作業環境見直しの中でガジェットを調べることも増えました。その中で今回は腱鞘炎に効果があると噂のトラックボールマウスを導入したので、設定周りなどのまとめ記事を残しておきます。
トラックボールマウスとは
エンジニアのデスク写真とかで見たことがある人もいると思いますが、マウスを動かすのではなくてボールをコロコロ転がすことでポインタを動かすタイプのマウスです。
マウスを動かさないので手首のひねりが少なくて済み、腱鞘炎対策に効果があると言われています。
今回はロジクールの定番がリニューアルされていたので、こちらを購入しました。
1ヶ月ほど使ってみて
慣れが必要なので番人受けする製品では無いんだろうなとは率直に思います。使っているうちにクセになるタイプなので、「元々手に馴染みのあるものを使いたい」という性格の人とは相性が悪いのかなと思います。逆に「良い製品に自分を合わせて行きたい」という性格なら使ってみても良いのではと思います。
具体的に感じた点としては以下の通りです。フェアに、感じたデメリットも書いておきました。
メリット
- (慣れると)スルスルって動く感じが心地よい
- (慣れると)手首が楽になってきたことを実感できる
- ディスプレイから離れて動画などを試聴する時も操作がしやすい
- 外部ディスプレイからPCディスプレイへのポインタの移動など長距離移動が楽(後述する操作方法を知ってから感じた)
- なんとなくギーク感があって触っているとテンションが上がる
- マウス本体が大きいので、手を自然においた時に窮屈にならない
- マウスを動かさないので、場所を取らない
デメリット
- 慣れるまで変な力が入るので、むしろ腱鞘炎を引き起こしそうになった(後述する設定について知らなかったのもあります)
- 重いので持ち運びには向かない
- 割と頻繁にボールの接合部の掃除が必要(そんなに手間では無いけど頻度は高めな気がする)
- 文字一つ分などの細かい操作はマウスに軍配が上がる
快適に使用するための操作、設定
本記事のメインパートです。使い慣れると気持ち良いんですが、慣れるのに時間がかかったので、買ったばかりの人の慣れが少しでも早くなるようにいろいろいじったのをまとめておきます。
設定編(ロジクールM575の場合の話です)
ポインタの感度は低めに設定して動きに慣れる
マウスの場合は、細かく操作するのが割と簡単なので感度を高めにして大きく動くようにしていると思います。が、トラックボールに慣れていない段階で、同じ感覚で設定するとヌルヌルと動きすぎて制御が効きません。。
最初はこれでもか、というくらい感度を低めにして、慣れてきたら徐々に上げていきます。(参考までに、下の画像は1ヶ月たった今現在の感度です。使い始めはこの半分くらいの値にしていました)
そんなんだと長い距離の移動どうするんだよ、っていうのは、後述する操作方法で対応します。
スクロールスピードはPCの環境設定で調整する
ロジクールの各種ガジェットの設定ができるLogi Optionsは便利なのですが、上の画像でもポインタの設定しか表示されていないように、スクロールスピードの調整ができません。
その割に、若干スクロールのボタンがカタ目かなと感じたので調べたところ、PC本体に調整する場所がありました。Macなら環境設定>マウス>スクロールスピードです。
ジェスチャーボタンを活用する
ロジクール製品を使うのであればジェスチャーボタンを活用するとスムーズにいろいろ操作ができます。特にトラックボールの場合はボタン+ボールのスライドで操作が可能で「マウスそのものを動かして操作」というちょっと大掛かりな操作をしなくて良いところが気に入っています。
参考までに私の設定は以下のようにしています。ボタン単品のクリックには「enter」キーを割り当てているので、マウスだけでコピペして検索、とかまで対応できるのが楽で良いです。
操作編
掴むというより手を乗せるように扱う
移動させるタイプの普通のマウスのように掴むと、指でトラックボールを使う時に力が入ってしまう感覚があります。トラックボールタイプはマウス自体が大きいので、大きさに手を委ねるように上から載せるようにすると良い感じになる気がします。
ボールを「弾く」感覚を覚える
これは、完全に下記の記事受け売りです。最初のうちは感度を低めにしようという話をしましたが、そんな時でも長距離移動が可能になるのはこの操作ができてこそということになります。
これはつまり、ボールであることを活かしてシャッとボールを弾くことでボールが慣性で少し回り続ける力によって長距離進むという原理です。慣れると楽しい操作で、なんでもないのにシャッと弾いてたりします。
気持ち奥の方をつかむことでクリックをしやすくする
マウスが大きいので手がどちらかというと手前のほうに置かれがちな気がします。が、クリックのボタンの作り方を考えると先の方を押した方が支点から遠い分軽い力で押せるはずですし、実際そうでした。
なので、上で書いた手を乗せる感覚で、気持ち奥に指が届くように載せてあげるのが負荷なく使うコツなんじゃないかと思います。
とりあえずこんなところでしょうか。また使っていて気づいた事があれば追記します。