ゴリラからの逃走

意識が高いだけで何もできなかった頃(=ゴリラ)から変わるために日々行なっていることを書いています。

日常生活での気づきのまとめ

気づきの大切さに気づいたきっかけ

ヤフーCSO安宅さんの講義動画。

何回めかの講義で「気づきというのは既存の知識と新しい知識が結びついた時に生まれるもの。気づきだけが人を成長させる」のような趣旨の発言をされており、最近このことについてよく考える。

データ・ドリブン社会の創発と戦略

youtubeで昔見た、宮崎駿監督の密着映像。

一緒に働く若手クリエイターが持ってきた仕事を見て、思ったような動きが表現されておらず「君は何にも考えずに生きているのか?」の発言。

同じ場所で同じ風景を見ていても、知識があり、よく考えながら見ている人とそうでない人では受けられる情報量が違うんだろうなと。

考えてみれば、1日は24時間より伸びないので、勉強時間をどれだけ増やしても生産量はせいぜい1.何倍にしかならない。そこよりも時間の濃度の変数として大きいのは、使った時間に対してどれだけの気づきを得ることができるかなんだろうなと思う。

メモり方

ということでメモアプリの一番上に気づきページを作って、考えたことをすぐにメモできるようにしている。

テキストや勉強内容ごとの具体的な気づきは、それぞれでまとめているので、ここには毎日書いている日常生活系での気づきの中から、振り返ったときに特に大事だなと思ったものだけを何度も見返せるように整理しておく用。

メモ

区分けはざっくり。

問題を解決する

  • 面倒でも最初に、持っている情報、求めたい情報を整理、可視化する。案外簡単なアプローチが眠っていたり、解く前から自明だったりする。

  • 解き始める前の、問題の定義の仕方で大方勝負がついていることが多い。なのに、それを意識しないとすぐに手を動かし始めたくなる。難しい問題は簡単な問題に分解したり、帰着させられないか考える。問題を解決する基本。

  • 正しさの証明の蓋然性をチェックするのと、実際にやってみちゃうのとどちらが良いのかは使い分ける。検証するときは丁寧にやればいいけど、実際の勝負の場ではある程度確からしかったらやっちゃって結果で判断した方が速いことも多い。

  • 「ギリギリできなかった、悔しい」みたいなのは言い訳にならない。。その層はできないこともあることが想定された層。確実にできる層はできるべくしてできる(当日のコンディションとか、問題傾向とかに左右されない)。

勉強方法

  • 2進数の勉強をすると、小学生でもわかる10進数について、改めて定義をしないといけないことに気づく。定義を覚えるときは違いを理解する

  • 気づいたことについて、一段抽象化させる癖をつけると、輪郭がはっきりしてきて学びが深まる。2次関数で言えたことが3次でも言えるのか、逆に言えないケースだとどういう特徴があるのか、など。

  • 知識や経験を得たいときは、アウトプットとセットの計画を立てる。アウトプットのフォードバックがすぐに得られるとなおよし。

  • 飽きてきたタイミングこそ、本当に覚えられているのか確認する。新しいものに手を出すと見かけ上新しいことを勉強できるけど、実際に何も頭に残らなかったりする。

  • 英文法や高校数学のような基礎ほど長期戦。いつでも使うものなので。

  • 選べるのであれば、単純に大きい画面、大きい文字で見た方が記憶に残る気がする。デバイスは本当はKindleより紙の方が物理的に触ったりおったり書いたりができるので覚えやすい。が、重くなるので本当に何十周も書き込みながら勉強したいもの(単語帳とか)だけ紙にする。

  • ゲームと同じで、難易度によって脳の興奮は変わる気がする。簡単すぎる(スライムばっか倒してても)と飽きるし、難しすぎても(急に魔王出てきても)「ムリ」って脳が思考停止してしまう。既存の情報にちょっと知識を加えたり見方を変えたらいけそうってくらいのレベル感を維持しておくと集中力を維持できる。教材や学習課題の設定の仕方。

  • わからないことがある時の基本動作はわかるところまで戻る。「今更こんなことから」と思うようなレベルに理解の穴があったりする

  • 具体的なケースを延々記載してあるものより、メタ的に意味を説明しているものの方が少ない文字数で情報量が多い。意味の説明を通して、問題を見る目を養う。

  • 数式やプログラムの説明を省いた技術紹介本(ビジネス書?)をいくら読んでも、理解が深まることはない。むしろわかった気になる分厄介。

インプット

  • 欲しい情報の鮮度によって、使うメディアを意識的に切り替える。体系だった勉強がしたいときは流行りの本より大学などが出版している本だし、世の中で流行っているもの知るにはテレビとか見るよりTwitter見た方が早い。

  • 新しい分野に入門する時に読む本や会う人は、その人の熱量が感じられるかで選ぶと良い。その分野の面白さを体感しながら進められる。

  • その分野での定石を知らないまま新しいことを思いつくことはなかなかに難しいということ。バズワードを追いかけるよりも、長年使われて枯れた知識を蓄える。

  • コンテンツは、ある程度浴びる時期が過ぎたら、本当に良質なものだけを時間をかけて味わった方が楽しい。

  • 自分がよほどの天才だという自負がない限りは、まずは定石を抑える。定石で解決できない時なんて実際はあんまりない。

習慣の作り方

  • 慣れないうちから、あまり厳密にルールを作ったり、時間を長く見積もったりしない。最初はミニマムに、楽しく始められることから。1ヶ月くらいは続けられることを最優先。

  • 合わない時にキッパリ撤退することも躊躇しない。気軽に始めて、気軽にやめる。その結果残った自分にとって価値のあると思えるものだけを丁寧に続けていくという気持ち。

  • 得意かどうかとは別に、それを続けていて苦痛に感じないかは定期的にチェックする。

  • 身体の疲労と脳疲労のどちらなのかによって対応を変える。身体が疲れていれば寝たりした方が良いし、頭が重いなって時はむしろ掃除したり単語帳をやったり負荷が小さめで進捗が感じられるものを進めた方がやった感が出る。

  • そもそも無理せず自然体で続けられることを選ぶことの大事さ。習慣づくりだけじゃなくて仕事とかプライベートでも、合わないことは出来るだけ避ける。

  • 数ヶ月単位での習慣化に慣れてきたら、絞りこむことも必要。10年続けたいことだけを残してあとは定期的に捨てる。時間が限られているので。

  • 結局自分に合ったやり方は、自分で試してみて合う合わないをチェックする過程が欠かせない。勉強法でもコンディショニングでも一般的に提示されていることにも体質や性格で合う合わないが明らかにあるので。

時間管理

  • 時間は出来るだけ大きな塊にする。細切れで予定が変更されたり、プチ休憩を挟むとその度に集中力が途切れてぼーっとする時間がかさむ。1日でトータルすると意外とそういう「いつの間にかすぎた時間」がある。

  • 睡眠が健康に与える影響はもう語り尽くされているので、起床/入眠時間をベースに予定を組む。例えばまだやることがあるが入眠時間に近づいた時は基本方針として入眠を優先させる。

  • どちらかといえば抽象的な思考(そもそも何の勉強をするか、目標をどこにおくかなど)をしていて、どこから始めていいかわからない時に安易に手を動かす方(とりあえず英単語やる、など)に逃げてもロクなことはない(結局どこかで破綻する)。

コンディション

  • 昼寝が長すぎると、午後に身体が重くなる。土日だからと昼寝で回復しようとせず、普通に早寝早起きでリズムを保つ方が身体が休まる。

  • 集中力がないときは、姿勢が崩れている時が多い。呼吸が浅くなると人は注意が散漫になる。

  • コンディションに限らないが、何か改善したいテーマがあるときは、それを定量的に測り始めるのが初手の王道。そのままだけど体重なら体重計だし、部屋の環境なら温度計だし、睡眠時間ならスマートウォッチなど。

  • 知らない、わからないみたいな状態がもやもやの大きな原因で、逆に言えば問題の原因がわかるだけで案外スッキリするもの。

  • 集中が切れそうになったときにSNSYoutubeなど情報が散っているメディアを見えると悪循環に陥る。ぼーっとするか、見るとしても本にする。

  • 逆に、日中SNSをみないようにするだけで、勝手に使える時間が増える。1回あたりにかける時間が短くても前後の時間で意外と消費していることがわかる。

  • 日中の過ごしやすさに影響を与える変数として、湿度が大きい。20~25度、湿度50%前後を保つ。

  • 歯の調子や腰など、毎日の生活に関わることにちゃんと投資をしておくことが安定して幸福度の高い状態を作るベースになる。

  • ちょっと寝るの遅くなったくらいなら、同じ時間に起きた方が身体のリズムが崩れない。

  • 食生活を変えると、味の好みが変わる。(お腹が受け付けなくなるのがわかる)変に頑張って油物とか禁止にするよりも、普段の食事を食物繊維や菌多めのものにしていくことが大事。

  • 瞑想は、信仰とは関係なく「コンディション調整の方法」と捉えて試行錯誤する。

  • 調子が良い時も、頑張りすぎない。いけるかなって時に頑張りすぎて疲れて次のサイクルが崩れるみたいなことが起きるので、好調疲れを防ぐ。

  • 疲れているときに惰性で行動したり、大きな意思決定をしない。先にきちんと休憩して、コンディションが良いときに冷静に判断した方が後悔がない。

  • 寒くなってくると身体が起きないので朝イチで運動をして血圧をあげることで起こす必要がある。一度起きるとそこからは1日すっきり過ごせる。

  • カフェやコワーキングスペースなど場所を変えた方が集中への入りは速くなる。が、環境を自分でコントロールをできない(ディスプレイがない、椅子の座りごごちが最適じゃないなど)ため集中の継続時間は短くなる傾向にある。どちらが良いというより使い分け。

買い物

  • 自分で調べながら髪を切ってみると、美容師が何を考えているのかちょっとわかる。マーケターが消費者目線を持つのが大事と言われるように、良い消費をするには生産者サイドの気持ちに立ってみるのが1つの手。

  • 気になるジャンルがあったら、あんまり調べすぎるよりも一度安価な物で良いから使ってみるのが良い。初めて使うものは、使ってみて初めて何を重視して買い物をすべきかの勘所がわかる。

  • マーケティング過多(CMやWeb広告めっちゃ打ってる、営業の売り込みが激しい、コピーが安直(1時間で分かる!何にもせずに痩せる!)など)の商品を選ぶよりも、その道の実践者が認めて長く使っているものを真似して使った方が長期的な満足度が高い。それは必ずしも多くの人が使っているものや高いものとは限らない。

  • お金と時間をかけても良いと思える分野、もの、体験には投資を惜しまない方が生活が快適になる。変に節約したり、惰性でダラダラと消費をしない。

  • 気分や成長実感はベクトル(向きと大きさ)なんじゃないかということ。「今を切り取って裕福な暮らしができている」とか「とりあえずできることが増えた」ではなく、自分がなりたい方向に対して歩けているかということ。

仕事

  • お金が絡む時は、いつ誰が何をするのかを明文化して握る。仲良くても印象が良くても、お互いの信頼を崩さないために。

  • 仕事に限らないが、新しいことを始める時は、「自分なりの方法を見つける」ことを念頭に置くか置かないかで、知識の蓄積が変わる。

  • ネットで検索してすぐ出てくる情報はすでに過当競争であるという意識を持つ。本当に知りたいことは足を使うのを惜しんではいけない。。

  • 本当に伝えたいことは「1つに絞り」「何度も繰り返す」のが基本。

人間関係

  • 公私問わず、他者貢献性の高い動きをした方が結果的に自分の満足度も高いというライフハック

  • 問題を解決したい時と、共感をされたい時とを区別する。話して、寄り添ってもらえること自体が価値になる時も多い。

  • 優劣ではなく性格や得意不得意が人によって違うことを前提に考える。

  • 職場の飲み会の有無、パートナーとの記念日の過ごし方、親との連絡をとる頻度など、個別の最適な方法は話し合って決めていく必要がある。何となくで流すのはもったいない。

  • 心身ともにコンディションをよくするには、自分の周りの人にも心身ともにコンディション良くいてもらうように考える。

  • 周りの人に対して、べき論を振りかざし始めたら老害化してきている証拠。。

  • 嫌なことは本音で嫌だと拒絶してしまった方がその後のコミュニケーションが楽になる。

  • 地方に比べると東京は人口が多くて(特に若者)、変な束縛も少ないので相対的にオタクっぽい人が過ごしやすいんだろうなと思う。環境を自分で選ぶの大事。

  • 新しいことを始めることに対する反応として「いいね」となるひとと「大丈夫?」となるひとに大きく分かれる。20代までにある程度固まったメンタルモデルはその後の人生を分岐させると思う。

  • 社会人になると、数ヶ月、数年ぶりに会うという状況が発生する。そういう時に、断片的に聞いた情報だけで安易な発言をしないように気をつけたい。過程を知らない人の不用意な発言はクリティカルに傷をつける可能性がある。

目標設定

  • 何事もやり始めは、強烈な動機がない限り「なんとなくできるようになりたい」程度になることが多い。これがダメな訳ではなく、そもそもドメイン知識が身についていないので何ができるようになるのかイメージがわかない。一度仮に決めておいて、1~2ヶ月手を動かしてみた所で目標は再設定するくらいが良い。

  • 分野内での入門〜応用のパスだけではなく、そもそも分野間の入門〜応用のパスがあることを前提に設計する。(離散数学が理解できていないと、そもそもアルゴリズムを数式的に理解できない、みたいな)

  • 簡単に周囲の同意が得られるような戦略は、もうすでに過当競争のマーケットになっているということを自覚する。投資はみんなは気づいていないけど一部の識者からは推されているものを重視しないと旨味がない。

  • もはや使い古されつつある「人生100年時代」を「勝負は50歳から」と言い換えて過ごしたい。100というとだからなんだってなるけど、50からもう一回山があると考えるとまたエネルギーの出し方が変わってくる。

  • 目標と目的を明確に分ける。目標は期間、数字で設定する必要があるが、そこばかりに目が行くと視野偏狭になる。自分の場合は、目的に視線を戻すには、目的のイメージに近い人の書いた文章を読むというのが1つの方法。