- 作者:鈴木 博毅
- 発売日: 2019/12/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
サマリ
動機
将棋で言うところの定石を知らずに自分でウンウン考えるのは効率が悪いと思ったので。知った上で、自分なりに編集する。
感想
- 色々読んだ上で今のところの戦略の理解は「目的に対し重要指標を定め、資源配分を決めること」
- 総合すると共通する良いイシューは「いかに勝ちにつながる局所戦を作るか」で、分解すると1.ユーザのニーズを知る2.敵の弱い所を探す3.自分の強みを明確にする4.重なる部分に資源を集中させ勝ちきる
- イシューを見つけるヒントとしては、1.サプライチェーン全体を見渡して課題はないか?2.他の人には真似できないことはないか?3.その勝負でNo.1が取れるのか?
学んだこと
この本では 戦略とは、、「追いかける指標である」
孫子
イシュー:兵力や資金力で遅れをとる時にどう勝利するか?→敵の弱みはどこか。
e.g. 俺のフレンチ:立ち食いのフレンチ(品質は下げずに価格で勝負。 立ち食いにすることで回転率を上げて利益を確保。)
カエサル
イシュー:政治的に難しい状況でどう立ち回るか?→1つ1つの戦闘ではなく、機会をどう作るか。
- 状況が変わる機会を捉える(通過する場所を抑える/物資を確保する)
- 実行して実績を作る
- 複数の専門分野を横断的に理解する
ポーター
イシュー:企業同士の競争を制するには?→自社の領域を防御するか、新規参入するか。(業界が先)
- ビジネスの競争は「参入障壁」を巡って行われる。
- 業務効率と戦略は違う。他社とは違うサービス、立地、ニーズを選択する。
- ポジショニングには1.特別なサービスのみに絞る2.特定のニーズを全て満たす3.環境をロックする
バーニー
イシュー:何を基準に自社の戦略を選ぶべきか?→自社の固有リソースを活用する。(企業がさき)
- 他社にはマネができない法則を持つ
- 人的資本や物的資本など、自社独自のリソースに着目をする
- バリューチェーン全体を見て戦略を立てる
ランチェスター
イシュー:勢力が小さい弱者はどう戦うか?→局所的な一番を作る。
- 人数が少ない時は集団戦ではなく、一騎打ちを作る
- エリアや得意先、サービスなど何らかでNo.1を作る
- 自社より弱い敵を狙う
知識創造企業
イシュー:継続的にイノベーションを起こすには?→企業の外にある現実に触れる
- 計画的に組織の外を体験させる
- 思い切った新しいコンセプトを創造する
- メタファーで発想を広げる
ピーターティール
イシュー:スタートアップが勝ち残るには?→小さな市場を狙い、独占を作る