「確率思考の戦略論」を読んだ

サマリ

動機

戦略を立てるって、言葉は知っていても、実際自分で立てられた試しがないから、持っている本を読み返したくなり。

感想

  • 当然話としてはマーケティングによっているけど、構造を理解して、一番ドライバーになる部分に資源を投下する、という戦略の基本定義は安宅さん、濱口さんと同じ。
  • 上記理由から、戦略を立てるにはドライバーの見極めが必要。消費者に求められるために、という軸以外にも、サプライチェーンの合理化やマーケットを広げるなどの視点が必要。
  • 消費者の選好度を質的な成長、それ以外の二つは量的な成長と表現しているのが面白い。あくまで消費者に選ばれることが先にあって、認知でごまかさない。

学んだこと

勝てる戦いを探す

共通している法則を解き明かす

ビジネスドライバーを見極め、そこに経営資源を集中する

合理的に準備して、精神的に戦う

目に見えている表層的な現象ではなく、構造を形作る部分に注目する

市場構造を理解することで勝てる戦いを探す (市場構造とは、「その市場における全体としての人々のやり方)

市場構造の核にあるのは、消費者のプレファレンス

市場において、戦略の置きどころは1.preference 2.awareness 3.distribution

認知の最大面積と想起率は違う。(「USJを知っていますか?→最大面積」 「テーマパークとして思いうかぶ施設は?→想起率」)

『絶対に失敗できない戦いがある時、重圧に対して我々が正気を保つ拠り所は「合理性で担保されている領域がどれだけ大きいか」』

戦略は必要条件であり、実際のところ戦術も必要