「財務三表一体理解法」を読んだ

サマリ

動機

  • 簿記の全体像を覚える。これは読んだことあるけど、改めて何回も通読するやつ。

感想

  • この本はつながりの部分が全てだよな。何回も読んで一語一句覚える。

学んだこと

会計は難しくない

財務諸表は以下の流れの繋がりを表している

  1. お金を集める
  2. 投資する
  3. 利益を上げる

財務三表の構造を知ろう

PL

1枚のPLだけで分析するのではなく、数年分、他社との比較によって問題をあぶり出す

PLは下から見ることで、コスト感を把握する。営利10%の会社で500万円の営業を新たに雇う(500万円の販管費をかける)ことは、年間5000万円の売り上げを上げる価値があるのか?の視点で考える

BS

現金化する必要性が高い(しやすい)ものが上にくる。負債と純資産で純資産の方が下なのは、他社から借りたお金ではないので返す必要がない(現金化する必要がない)からと考える。

流動比率 = 流動資産 / 流動負債
お金払いが健全に行われるかをチェックする。在庫も含んでしまうので、純粋なお財布の安全性を測るには当座比率(= 当座資産 / 流動負債)が使われる

そもそもなぜ複式簿記を使う必要があるのか?
資産(負債)も含めて正しく状況を把握するため。収支だけの表だと、財務の健全性を判断できない。

基礎編

PL/BS/CSのつながり

  1. PLの当期純利益→BSの繰越利益剰余金
  2. CSの最後に残った現金残高→BSの現金および預金
  3. PLの税引き前当期純利益→間接法CSの最初

資本金の追加はCS上、財務CSの株式発行収入に。(BSの右側は財務CSに入る)

創立費による支出はCS上、投資CSのその他の投資支出に。

売上原価対立法は「売り上げと原価が常に対応している」状態を作るために仕入れをまずBSに計上する方法。

役員報酬はPLの販管費に。税金支払いのために一部預かった分が預かり金として負債に入る。

繰延資産のうち創立費、開業費、社債発行費、株式交付費は減価償却時に、営業外費用で処理する