3月の振り返り

先週末、散歩がてら近所の桜並木を通ったんですが、全然咲いておらず。今年は遅いんでしょうか?(ニュースを見ないのでこの辺の情報がさっぱり、、)

今月のトピック

子が1歳に

早いもので子が1歳になりました。
相変わらず恐ろしい成長速度を見せております。
最近は記憶力も発達してきたのか、一度怖いと思うとそれをしばらく(場合によっては数日)引きずったようなリアクションをするようになりました。「すごいなあ」ってしみじみと感心しているんですが、子からしたら「速くあやせよ」って感じなんでしょうね。

アイコンを変えた

妻に書いてもらいました。以前から馬のアイコンを使用していたので、同じようなテンションでもうちょい現代っぽいシュッとした色味で頼むという雑ディレクションで良い感じのやつを描いてくれました。

育休から復帰後のブログを書いた

育休から復帰して2ヶ月たったタイミングでブログを書きました。自分のブログでオープンに情報をまとめておくと何かと二次利用性が高くて便利です。今月だけでも、初めて仕事する人がいるプロジェクトがあったときにとりあえずこの辺の記事を共有しておけば良くて楽でした。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

勉強したこと

自然言語処理の基礎

  • なにこれ
    • 東工大(東大でも?)で使用されているNLPの教科書です。
    • まだ途中ですが忘れそうなので。
  • なぜこれ
    • 職場のMLEに紹介してもらいました。
    • 説明がすっきりしていて、定義を覚えるときはこういう本を読むというとのことでした。(確かにそうでした)
  • どうだった?
    • Deep Learningについて知りたいならおすすめ。星5。
  • 各論
    • good
      • 本当に説明がスッキリしていて、非常に読みやすいです。適度な抽象化、枝葉の刈り取りがされていて、ストレスなく読めます。
      • 2022年に出たこともあり、transformer, gptのような最近の話題も取り扱っています
        • というか、それがこの本を書くモチベーションだったと前書きに書かれています
    • bad、その他
      • 本当に1冊目だとすると、ゼロから作るDeep Learningから入ったほうが学習しやすい気がします。すぐに実装して試せる分、キャッチーです。

仕組みと使い方がわかる Docker&Kubernetesのきほんのきほん

  • なにこれ
    • Dockerの超基本的なことを説明した本です。
  • なぜこれ
    • プログラミング環境の構築をしていて、もうちょっとDockerの気持ちを知りたいなと。
    • チュートリアルくらいしかさわったことがないので、超簡単そうな本から手に取りました
  • どうだった
    • 基本的なコマンドを覚えるには良いですね。星3。
  • 各論
    • good
      • 本当にイチから説明する。そもそもサーバってなんじゃいみたいなところから。
    • bad、その他
      • どうしても、過度な抽象化が目立つ。極端に説明を省きすぎでは?ってところが逆に遠回りなような。

数学検定2級 要点整理

  • なにこれ
    • そのままだけど、数検のテキスト
    • 過去問ではなく、指導要領を網羅したテキストという風味。
  • なぜこれ
    • 試験勉強の王道は過去問だけど、指導要領が結構変わっていて過去問だと対応できない問題があるので。。
  • どうだった
    • 思いのほか使い込み要素があった。星4。
  • 各論
    • good
      • 要点がギュッとまとまっているので、何周もして基本を叩き込む使い方ができる
      • 思ったより練習問題が豊富で、手を動かして学ぶ使い方にも対応してる
    • bad、その他
      • 証明まで載せてくれ、ってのは求めすぎかな。薄さとトレードオフだしな。。

生活改善のために試して良かったもの、こと

ルンバi3+

  • なにこれ
  • なぜこれ
    • 元々、誕生日に買ってもらう予定で、タイミングを逃してずるずるとこの時期に。
    • ごみ収集機能はあるとなんだかんだ便利よね、ってことで、それがついてるやつで。
  • どうだった
    • automationを感じて良い。星5。
  • 各論
    • good
      • ルンバを入れることで、部屋に物を置かない圧力がかかるのが一番の良さ。最近聞いたPodcastの言葉を使うと「ルンバビリティを上げる」
      • 掃除能力も概ね満足。
      • 子がいると、外出中に掃除しておいてくれる楽を感じる。
    • bad、その他
      • 水拭きもしたんだけどね〜。もうちょっと進化を待とう。

ルンバ i3+ | アイロボット公式オンラインストア

Scrapboxを学習ノートとして使う

  • なにこれ
    • これもタイトルそのまま。
  • なぜこれ
    • Scrapboxにハマっていて、もうメモ取る系は全部Scrapboxに突っ込んでおくと楽じゃね?ってところから。
  • どうだった
    • 今の所すごいワークしてる。星4。
  • 各論
    • good
      • 細かくページを区切って、知らなかった言葉とか説明を補足できる。脳内のネットワークを広げていく感覚のままメモが取れる
      • わからなかった概念に「#ToKnow」とか適当なフラグをつけて、学習を先延ばしできる。寄り道しすぎて飽きちゃうことがあるのでちょうど良い
    • bad、その他
      • 1冊全部だと縦にダーッと用語とかが並んでちょっと見にくい?章ごとに箇条書きの段落を分けるとか、書き方でカバーできそうなのでまだ研究中。

たとえばこんな感じ

その他面白かったもの、こと

北北西に雲と往け

  • なにこれ
  • どうだった
    • とにかく景色、ご飯の描写、人の表情が良く、ストーリーなくても見てられる
    • 海外旅行、特にヨーロッパに行きたくなる
    • おじさん、おばさん(おねえさん)がカッコ良い漫画は大体間違いない

生の短さについて

  • なにこれ
    • 昔の哲学者が人生ついて考えていた本(すごい説明)
    • Yahoo安宅さんが人生に影響を与えたコンテンツとして紹介していて、読むしか!となった。

人生に影響を与えたコンテンツ2 - ニューロサイエンスとマーケティングの間 - Between Neuroscience and Marketing

  • どうだった
    • 元気が出る内容でよかった。
    • まず2000年前のヨーロッパ、現代と変わらない不安感とか生活というかをしてるんだな、という面白さ。
    • 「無駄なことに時間を取られなければ、人生は十分長いんだぜ」ってメッセージを非常に強い言葉の連発で畳み掛けて説得してくる。要約では伝わらない面白さがある。

映画スラムダンク

  • なにこれ
    • 去年(一昨年と言うべきか)公開のスラダンの映画のDVDが出たので、レンタルして見た
    • 映画館でも見てるので、2回目の鑑賞
  • どうだった
    • やっぱり非常によかった。過去編に色々意見があるのもわかるけど、試合の臨場感については言うことないんじゃないかと思う。バスケ歴10年以上の人間からしてもそう思う。
    • 最近こういう作品を見ると、クリエイターの労力も透けて見えて、ヒットしてよかったね、、とかそういう気持ちも湧いてきてそういう感動もする。

その他考えたこと

  • 会社ってやつ、自分とは違う専門性の人と無料で(金もらって)話せるのすごい
  • プロンプロエンジニアリングについて何かと調べる月だった。しかしあれはエンジニアリングというよりはtips集ではないだろうか。

育休から復帰して2ヶ月の感想戦。

これはなに?

  • 育休記事の続きです

aoki-shiraki21.hatenablog.com

  • 育休から復帰して2ヶ月経ったので、復帰してどうだったとかをメモしておこうと思います
    • 育休から復帰しますブログはよく見ますが、その後どうだったかは意外と少ないですよね(忙しくなるからかな)

育児体制の変化

育休中

育休中(特に後半)はこちらのブログにもある通り、子の対応を私が、家事周りを妻がという担当で分けていました。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

復帰後

1月から職場復帰しました。
妻が育休継続中なので、日中の子の対応を自分の業務状況に応じてお願いするようにしたことが主な変更点です。とはいえ、リモートメインで働けているので、完全に「よろっ!」って感じにならないのは良い点かなと思います。

復帰時にやって良かったこと

勤務スタイルを早めに周知しておく

  • 大体何時から何時で働くのか
  • コミュニケーションスタイルはどんな感じか
  • 会議への参加スタンス
  • 子育ての状況(保育園などの予定)

などを、復帰してすぐにチームに共有しました。
ベースとなる考え方を知っておいてもらえると自分としても働きやすいですし周りからも連絡を取りやすい(と思う)のでやって良かったです。

労務ルールを確認する

子が病気になるなど、いざという時のために労務的なルールは規約を読んだり労務担当者に直接確認するなど輪郭をはっきりさせるようにしておきました。

エッジケースはそう頻繁に発生するわけではないですが、いざ発生したときにバタバタしたくないのと、知っていることで普段から心理的に落ち着いて過ごすことができます。

自分をオンボーディングさせる

新入社員とは違うので、自分で自分をオンボさせることも求められる可能性があるなと思い、復帰前に以下を決めておきました。

この辺りは逆に自分が新入社員を迎え入れるときにも意図的に設計したい点です。

timesに状況を書きまくる

timesチャンネル(個人用の分報)に自分の業務の状況を書きまくるようにしました。

何にも進捗がなくても「え、xxxわからん」「xxxの情報どこにあるの?」とか書きまくっていると誰かが反応してくれたりします。(優しい!)

小技として「Q.」とか先頭につけておくと、後から1on1の際に検索してまとめて確認することができて便利でした。

周りからしても、「今彼はどこまで進んでいるのか」が可視化されるので余計な心配を増やさないかなと思います。

チーム内外の人と長めのよもやまを入れる

会社の状況のアウトラインは内部に入って資料を眺めるとわかってくるのですが、もっと質的な情報を知っておきたく、何かの折にチーム内外の人とよもやまを行いました。

個人的には関係する方が何を考えているのかが分かると仕事がしやすいタイプなので、単なる業務確認というよりは雑談みたいな場が大事だなと改めて思いました。

ごく小さめの成功を早めに作る

自分が業務に入っていけている感、周囲からも戻ってきたことを認知してもらえるという意味で、これは結構デカかったです。

1~2週間くらいで本当に小さな成果物を1つリリースして、それによってようやく「始まったなあ」という感覚になりました。

復帰前後で反省していること

復帰ステップをシミュレーションしておくべき

結果的に家庭も回っていますが、妻が先に復帰する選択肢はないのか?育休を複数回に分けて取得するという方法は?のように、役割分担や保育園の申請状況に合わせて状況をシミュレーションしておくべきだったなと思いました。

また派生して、頭のどこかで、「男性側が先に復帰するもの」という固定観念があったことにも反省しています。

家庭へのスケジュールは前もって、丁寧にすべき

当日になって「今日会議だから」と離乳食をお願いするが妻は妻で予定が入っているみたいな状況が何回かありました。

プライベートの予定はGoogleカレンダーで共有しているものの、業務のスケジュールが分からなかったり、ワーク時間がどれくらい忙しいのかはカレンダーからだとわかりにくかったりします。

このブログを書きながら、これは課題だなあと思って、今月の月次家庭会議のアジェンダに入れました。(実際には保育園が始まってからまた考えるほうが良さそうですが)

aoki-shiraki21.hatenablog.com

学習の時間をもっととるべき

どうしても復帰直後は「目にみえる成果を出さないと」という意識が先行し、アウトプット重視になったなという反省があります。

ショットで見ると良さそうに見えるんですが、やっぱり先細りするのと新しいことを学べていない感は精神的にも良くないです。なので、関連するドキュメントを読むなどのインプット時間をあらかじめ確保してしまっても良いんだろうなと思っています。

時間がないときにルーティンを削らない

瞬間的に業務が忙しく、子の対応もある、というときにルーティンを削ることで帳尻を合わせることが数回はありました。

ルーティンはそれを毎日やっている理由があるので、削りたくはありません。どちらかというとやることを本当に減らしたり、与件を明確にしたり、というアプローチに慣れる必要がありそうです。

育休を経てマインドが変わったなと思うこと

仕事を前に進めることに集中するようになった

子の対応をする時間があるため実際にも心理的にも使える時間が少ない、とはいえ評価は出したい、という一見相反する2つを両立させたい気持ちが出てきます。 そのため、以前よりもどうすれば今の仕事が前に進むのか、にフォーカスして物事を考える癖がついてきた気がします。

人(or GPT)に聞くことに抵抗が少なくなった

1つ目の理由+育休期間を経たことで、社内のことについて浦島太郎状態になっているのがプラスの意味で効いている気がします。
つまり知らない状態が当たり前だと思って、さっさと聞くことが以前よりできるようになった気がします。

必要ないと思うことを確認、辞退するようになった

これはまあ、以前からその気はあったのですが加速したって感じです。惰性で会議出席するのではなくアジェンダを確認して必要なければ辞退(もしくは議事録確認だけにする)のように、時間を圧縮することを躊躇わずやるようになった気がします。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

これから

「保育園編」へ...

今回は、自分一人での復帰戦でしたが、次は子が保育園に行き始め妻も職場復帰するのでまた次の生活リズムになります。

(しかし、子どもと過ごすというのは、継続的な生活リズムチューニングが求められるなとよく思います。)

送り迎えや病気感染対策など気になるトピックが色々あるので、またしばらくしたら更新しようかな。

2月の振り返り

今月のトピック

  • 今月も生き延びた
    • 今年のテーマは「イノチダイジニ」なので
  • 子がつかまり立ち&伝い歩きを始めた。圧倒的成長
  • 子、保育園が決まる

勉強したこと

DockerでTypeScriptの実行環境を作った

  • なにこれ
    • そのまま。ローカルホストそのままではなく、Dockerで実行環境を作ってみた
  • なぜこれ
    • これからの勉強のために環境構築サクッとできるようになっておいた方が勉強ハードル下がるなあと思ったので
    • 仕事で使いそうなので
  • どうだった
    • このタイミングで始めてよかった。ある程度勉強してないでDockerだけやるとなんのこっちゃ?ってなりそうなので。
  • 今後
    • OSそのものの勉強を深めた方がDockerの役割がより明確になるなと思うので、そこに勉強を深めていきたい

aoki-shiraki21-2.hatenadiary.jp

プロを目指す人のためのTypeScript入門

  • なにこれ
    • TypeScriptの文法本を1冊やった
  • なぜこれ
    • TypeScriptは仕事で使いそうだったので
    • 「完全初心者ではなくその言語の初心者」対象の本を探していてこれになった
  • どうだった
    • 仕事で使うことを意識した記述が多くてよかった。星4。
  • 今後
    • 文法がわかって、(多少調べながらでも)書ければ良いので、この方向性は一旦終わりかな。

高校数学2Bのチャート

  • なにこれ
    • みんな大好きチャート。
  • なぜこれ
    • 仕事しながら何か1つは継続してやるとしたら、自分はやっぱり数学力を基礎力としてやっておきたいなと
    • 積み上げの教科なので、ゆっくりとでも抜け漏れを完全に無くしたいので高校から
  • どうだった
    • まあチャートを今更評価するまでもないでしょう。
  • 今後
    • 達成基準として数検を順番に受けようと思っているので、過去問を解いてみる

生活改善のために試して良かったもの、こと

「ググり禁止」の縛りプレイ生活

  • なにこれ
    • 何かを調べるときにググるという行為をやらない縛りプレイをやってみようという試み
  • なぜこれ
    • 以下のような状況、肌感としても感じていて、そろそろSNSだけじゃなく「ググる」という行為から距離を置いても良いんじゃないかと思い始めたので
    • とはいえ代替手段がなかったところに生成AIが台頭したことで、現実的にできるなと思った

novtan.hatenablog.com

  • どうやる
    • 以下のようなルールで運用し、欲している情報に辿り着かないときだけググりを使用してよしとする
      • ぱっと検索したい
        • 生成AI系サービスを使う e.g. Bing Chat, Chat GPT
      • 詳しく知りたい
        • 該当のテーマの書籍をまとめて買って読む
        • 公式ドキュメント、コンテンツを読み込む
      • 娯楽として文字を読む
        • なんでもいいから書籍を読み漁る
        • 好きな人のブログだけを読む
  • どうだった
    • 書籍やドキュメントを読む時間が明らかに増えた
    • 精神的に落ち着ける(無駄な広告を目にする機会が減った)
    • 逆説的に現状の生成AIの限界もわかって面白い
      • e.g. 抽象化する分、個人の感想とか駄文とかは検索しにくい傾向にある
  • 今後
    • しばらくは続けようかなと思っている。生成AIの検索結果に広告とかつけ始める未来もあるかなあ。。

ジャーナリング

  • なにこれ
    • 書くタイプの瞑想を今月から始めた
  • なぜこれ
    • 会社で時間管理について情報共有した際に、上長がやっていると話していたので
    • Scrapboxを使ってみて、「書くことで頭を整理する」価値を感じたので
  • どうやる
    • ベースは以下の本を参考に
    • 変更点として
      • 1日の感情の上がり下がりを書いた後、それらを深ぼるときには上がり下がりの区別をしない。感情に深く入る時って+-入り乱れていたり、全然関係ないことに思考が飛んだりするので
      • 月次などの振り返りはそんなに厳密にやらない。ビジネス感が出て面白く無くなる
    • あとは余談的に、ちょっと良い紙で気分よく書くようにしてる

  • どうだった
    • スッキリして良い
    • 自分は何もしないタイプの瞑想より、思考を垂れ流しながら何かをする方が集中してリラックスできるタイプな気がするので、合っている

周囲の人へのメッセージをブログに書く

  • なにこれ
    • こういうのをブログに書くようにし始めた

aoki-shiraki21.hatenablog.com

  • なぜこれ
    • 子ができたのもあり、楽できることは楽したい、同じことを何度もやりたくないなあとより強く思うように
    • 社外にもみれる形のほうが情報が抽象化されて読みやすくなる側面もあるかなと
  • どうだった
    • 結果的に書いたことを瞬間的に使わなくても、溜まっている感を感じられるので精神衛生上良い
    • 突発的に社外とのコミュニケーションが発生したときにキャラを知ってもらうのに楽

その他面白かったもの、こと

オール・オア・ナッシング ~マンチェスター・シティの進化~

  • なにこれ
    • マンCの1シーズンに密着したドキュメンタリー
  • なぜこれ
    • 森保監督を見ていて、逆に海外のトップチームの監督ってどんな感じなのかなーって
  • どうだった
    • 意外と監督よりもその他多くのスタッフに目が行った。当たり前だけどプロサッカーチームって様々な職種のプロによって成り立っているんだなーと。

Amazon.co.jp: オール・オア・ナッシング ~マンチェスター・シティの進化~ シーズン1を観る | Prime Video

同年代くらいのPodcastをダラダラっと聴く

  • なにこれ
    • 子の世話をしながらPodcastを聴くことが習慣になったが、その中でも最近は同年代の方のPodcastを聴くことが増えた

(こういうのとか) open.spotify.com

open.spotify.com

  • なぜこれ
    • いわゆるアラサーってやつにさしかかり、いろんなアジェンダを見聞きする(そして自分も考えるようになる)タイミングで、何を考えているのかが気になり始めた
  • どうだった
    • 総じて、「30代、重要なアジェンダ多すぎ」って意識は強い

温かいテクノロジー

  • なにこれ
    • LOVOT開発者の書いた本
  • なぜこれ
    • 最近のLLMで効率化だ!みたいなアプローチとは違いそうで興味を持った
  • どうだった
    • 世の中的な定説とは逆なことを言っていることが時々あって、ハッとすることはあった
      • 「介護の現場での真の効率化ポイントは労働力ではなく入居者の心のケア部分にある」とか
    • 自分のxOps的な仕事を振り返って、考えることはあった

その他考えたこと

  • 今年、書籍の出版と社外LTに挑戦してみたいなあ、とぼんやり。
  • Scrapboxが手と思考に馴染んで好きすぎる。

仕事における時間管理、というか毎日安定して働くためにやっていること

これは何?

  • 育休からの復帰後に色々な人と話す中で何回か時間管理の話になったので、自分の方法論をまとめておきます〜
  • 正しい正しくないというより、「今の自分はこういうスタイルです」って感じでノリの文章です
    • 「今の」なので、数年後には全然違うことを言っているかもしれません

概要

明確に分けられるものではないですが、大別するとこの4つくらいなのかな〜と思います。それぞれ、各論を書いてみます。

  • 毎日ご機嫌に過ごす
  • やるべきことをクリアにする
  • やるべきことを素早くする
  • 将来の自分のために時間を使う

毎日ご機嫌に過ごす

一見すると「時間管理関係なくね?」って感じですが、結局これが一番大事だと思います。

過去、そういう時期がありましたが疲れていると頭にモヤがかかっている状態になり、全体的な処理速度が一段遅くなります。
同じように、何か気になることがあって心がざわついていると、集中して目の前のタスクに向き合うことができないです。

結果、何をするにしても知らず知らず時間がかかっている(その割にうっかりミスを生んでそれがまた時間を食う)ことが多いです。まずはそれを自覚するのが大事だと思います。

体調管理をする

まずフィジカルの状態を整えるのは最低条件です。

色々と細かいチューニングは日々しているのですが、以下は定着している習慣の一部です。

  • 睡眠
    • 寝る前にディスプレイの類を見ない
    • 8時間寝る
    • 昼寝、もしくは時間がなくても目を瞑る時間を取る
      • 瞼を閉じるだけでも、脳のリラックスする時間を作れる
  • 運動
    • 朝イチで運動して、心拍数を上げる
    • 休憩時間に肩甲骨周りのストレッチをする
    • 外に出る時間を作ってビタミンDを生成する
  • 食事
    • タンパク質、食物繊維、菌を多め、脂質、糖質は少なめにする
    • 朝ごはんをしっかり食べて夕飯は軽めに就寝2時間前に終わらせる
    • 酒は飲まない

参考

直接的、間接的に見聞きしたケースから30代前半までのツケは代謝が落ちる30代後半以降にドッと払うことになる気がしているので、「まだ無理できる年齢だ〜」と意気込み過ぎないのが大事だと思います。

瞑想をする

メンタル対策で毎朝やっています。
瞑想に関しては、下記の本での説明が一番しっくりきていて、宗教的なイメージは捨てて脳の筋トレとして割り切って行うのが良いものだと思っています。

わたしはよく、「瞑想は脳の基礎力を鍛えるためのベースメソッドです」というふうに説明しています。

参考

また、瞑想ほど意図的にやらなくても、仕事の休憩中などぼーっとする時間もとるようにしています。

脳が情報を整理してくれる時間というのは意外と馬鹿にできません。

wired.jp

楽しい仕事とかやりたい仕事を探す、作る

笑う犬のドリーじゃないですが、「毎日、毎日、同じことの繰り返し〜」だと心がやられていきます。

笑う犬 - Wikipedia

10%でも5%でも良いので、仕事であっても自分が勉強したいとかネタっぽくて良いとかそういう感性が働く仕事を勝手に作ったりするようにしています。

やるべきことをクリアにする

よし、じゃあ心身もコントロールできてるし作業をするか、というのはまだ早いです。
手をつける前にやるべきことがクリアになっている状態を作らないと無駄な作業ばかりやることになるからです。

何を解決する作業なのかをドキュメントに最初に書く

そのとき実行したいタスクの目的をドキュメントの最初に書くようにしています。よくブログの始まりが「これは何?」からなのも、この一種です。

蛇行しないように、やることを明確にするのが目的です。

また最近はLLMを使うことも増え、聞きたい時にAIに聞きやすいよう、背景情報をあらかじめ整理しておく意味で実際にタスクを処理する段階になったときも役立ちます。

(前提情報のドキュメントだけ整えてHowはAIに丸投げみたいなことも増えました)

手を動かさないで済む方法を考える

「そもそもこれを実現したって問題は解決しない」「これを実現する方法は別にある」というシーンは結構あります。
手を動かした後でこれに気づくとスイッチングコストがかかって引き返せなくなることがあるので、最初によく検討します。

自分の場合は新しいサービス、機能を調べるのが好きなので、「実装しなくても既存のサービスを組み合わせたらすぐ終わるだろこんなの」って気持ちでリサーチをすることが多いです。

何も生み出さない時間に無駄に時間を溶かさない

やるべきことに集中するために、時間を溶かさないようにしています。

仕事において分かりやすく時間を溶かすのは「出社」と「会議」です。
なので自分が今回出社(会議参加)する必要があるのか?を考えます。

特に会議は出席する以上何らかの価値を出せることが前提なので、出力するものがなく議事録確認で充分な場合は積極的にdeclineするようにしています。

特に定例は厄介で、一度設定すると「とりあえず参加する」圧力がかかります。そもそも定例化する必要があるのか??週1も必要か?を最初に検討する必要があります。

シングルタスクにする

コンピュータではないですが、人間もマルチタスク(風)をやる時は短時間で複数のタスクに思考とメモリを切り替えている分、やっぱり無駄が多いです。

ポイントはマルチタスクをやっている気がなくても、タブを大量に開いているスマホをデスクに出しているなどをしていると、注意がそっちに逸れるという意味で実質的なマルチタスク状態になっている恐れがある点です。

視界(PCのディスプレイ上)に今から手をつけるタスクに関するものしか写っていない状態を作るのが理想です。

参考

作業時間を計測する

トヨタの問題解決じゃないですが、問題を解決するにはまず特定することが必要です。

「やるべきことがクリアになって、重点的に時間を使えているか?」を把握するにはきちんと定量化して見える状態にしておかないといけません

「時間がない」と言う人に限って自分が何に時間を使っているのか正確に把握していないケースが結構ある気がします。

自分の場合はToggl trackというサービスを使って、プライベートでも仕事でも作業時間を測っています。

Toggl: Time Tracking Software, Project Planning & Hiring Tools

また副次的な効果として、時間を測ることで明示的にシングルタスク化をするようになるという点もポイントです。

1日の集中タスクを4時間以内にする

上のTogglを続けて分かってきたことの1つです。

自分の場合、集中力を要するタスクの総量が4時間を超えると一気に疲れが溜まることが多いです。なので長時間やろうとするより、今日の4時間は何に使うかという考えで予定を組む方が時間をうまく使えるところがあります。

後ほど書きますが、それでも時間が余った場合はゆっくりリサーチをしたり周辺知識の勉強をしたりに充てられるので、結果的に将来の自分も助けることになります。

業務終了ルーティンを守る

1日の終わりのルーティンを固定することで、仕事とプライベートとの切り替えがうまくでき、頭がすっきりした状態で翌朝を迎えられます。

自分のルーティンは以下の通りです。

  • ToDoアプリをチェックし翌日のためにToDoの棚卸しをする
  • チャットをチェックする
    • 瞬殺できるものだけ返答し、それ以外はリマインダをかける
  • 翌日のスケジュールを確認し、やることをクリアにする
  • 日報を書く
  • PCの電源を切る

特に最後の2つを重視しています。
Togglと同じで、1日の振り返り時間を設けることは「今日、自分はイメージ通りに1日を過ごせただろうか?」を内省する時間になります。

また、PCの電源を切ることで、仕事モードから強制的に距離を取ることができます。

理想としてはこのルーティンが終わった後「明日の1日の流れがクリアになっていて、スッキリしてプライベートに戻れる」状態です。

やることを素早くする

いよいよタスクに手をつけます。
いわゆるtips的な話が一番多いのがこのセクションかもしれません。しかしここまで書いてみて思いましたが、手をつけ始める前には勝負はついていて、ここはもう半分趣味の領域なのかもしれません。

ショートカットを必要最低限覚える

よく使うツールのよく使うショートカットに絞って、最初に覚えるようにしています。

ポイントはよく使うショートカットだけ覚え切る点で、全く覚えないのも、マニアックなところまで覚えようとするのも微妙だなと思っている派です。

たとえばこの辺は、他の人の画面共有中に、便利だけど意外と使わないんだなーって人が多いショートカットです。

  • Slackだったらチャンネル移動
  • 文字入力だったら1行単位削除
  • Notionだったら検索窓の表示

Macユーザーであれば、文字入力時に標準のショートカットを使いこなすだけでも、だいぶサクサク入力できるようになるんじゃないかと思います。

support.apple.com

1秒を削り出すツール、機能を積極的に使う

まあほぼ趣味です。1日に何十回、何百回と行う操作を瞬発的にできることで多少の時間削減ができる+直感的に操作できるので、作業中のPC操作に取られるワーキングメモリを軽くできるイメージがあります。(多分後者がより大事です)

たとえば以下などは数年使っているお気に入りの例です。

  • Alfred
    • いわゆるランチャーアプリ。各種アプリやブックマークを一発で起動できる
  • Vimium
    • ブラウザ操作をVim likeにキーボードで行える
  • キーバインド機能付きマウス
    • コピペ、enter機能をつけたマウスを使っている

身内への説明のために体裁を整えすぎない

どっちかというとタスク中に無駄なことをやらない、って話です。

社内やプライベートの説明にパワポを綺麗に整えたり、スプシの枠線を整えたりするのは正直無駄だなと思ったりします。

それよりは、ドキュメントで内容が過不足なく記述されている状態を作る方を優先しています。

この辺りの考え方は、一時期会議のやり方について試行錯誤していたときにAmazonの会議がスマートで良いなと思ったので参考にしています。

一次対応をすぐする

相手からのキックがあった仕事などについては、今やらないとしても一次対応をすぐ(基本的に社外は半営業日、社内は1営業日以内)にしています。

抜け落ちた時の確認工数をなくすとともに、最初の方で相手ボールで追加確認が必要な場合に、その余裕期間を長く持てる意味合いもあります。

1タスク30分単位にする

英語の勉強とかの単純作業はちょっと性質が違いますが、特に考える系のタスクは長時間やっても疲れてダラダラっとなるだけです(これもTogglからの気づきです)。

大体自分の場合は30分が閾値なので、30分経ったら休憩するようにしています。

またこれも副次効果として30分で終わる単位にタスクを分解する圧力もかかるので、タスクのプロセスが明確になる効果も感じます。

将来の自分のために時間を使う

行うタスクを見極め、タスクを素早くこなしても、それでも時とともにやることを増えたり複雑になったりします。
そこで重要なのは、今やるべきことをやるだけではなく、将来のために時間を使うという観点になってきます。

ドキュメントを残す

めちゃくちゃ基本的な話ですが、ドキュメントを残すのは自分のために大事です。言った言わないみたいな不毛な議論を防いだり、将来メンバーが変わった時の説明を楽にしたり、久しぶりにプロジェクトの修正が入った時に理解をスムーズにしたりと、将来の余計な時間がかからなくなります。

また、その派生で、timesなどに書き殴りながら作業するも個人的には有効です。ドキュメントは最後の整理されたアウトプットしか残らないので、過程で試行錯誤した様子がどこかに残っていた方が、諸々の状況を思い出したり説明しやすいです。

developers.freee.co.jp

作業に関連した勉強、リサーチ時間を取る

大体1つの作業が発生する場合、近い将来周辺の知識も使うことが多いです。
なので多少は寄り道をしてでも周辺知識の勉強時間を予定に組み込むようにしています。

早くやろう早くやろうと前のめりになると、心理的にも新しいことをやっていない焦燥感が生まれるので、いつもと違うことに時間を使うのはメンタル上も重視しています。

オープンな場で議論する

(機密性を保たなければならない制限下で)より多くの人が閲覧できる場所で議論すると、何か気になる人がいればその場で指摘してくたり、そうでなくても後から参照しやすかったりと色々な恩恵が得られます。

この文脈で、たとえば1on1のような雑多な会議は気をつけて設定するようにしています。アジェンダが多岐に渡る時間は、そのうち1つでも機密性の高い内容だった場合、議事録全体をプライベートにする圧力がかかるからです。

パフォーマンスに関する本や動画を見て改善し続ける

仕事の変化もあれば、自分の身体の変化や環境の変化など状況は少しずつ変化していきます。
なのでルーティンを固めてしまうより試行錯誤し続けるくらいのイメージでいた方が良いんだろうなとは思っています。

自分の場合はやはり、ここ1年で子がいる状態でのパフォーマンスの維持についてかなり試行錯誤しています。

そんな中で今回、自分の中では「一般性の高い内容を社内の人に共有したいときは自分のブログに書いたら今後も流用しやすいのでは」を試してみたくてこのエントリを書いた背景がありました。

終わりに

  • tips的なことを書いた方がウケは良いんだろうなと思いつつ、tipsはtipsに過ぎないよなと思いながら書いたら当たり前のことを書き連ねる文章になりました
    • 「「酒飲まない」って、それが難しいんだよ!」って人も結構多いのかもしれないです。まあ方法論は環境と性格と含めた自分との相性次第ということで。。

1月の振り返り

日照時間と気温のピークがズレるの、不思議だなあって毎年思っている。(何が言いたいかというと、寒い。)

今月のトピック

  • 育休が終わって職場復帰

勉強したこと

Python実践入門

今月は職場復帰した月なので、いつもの生活ペースを崩さないことを優先していました。

  • なにこれ
    • 多言語経験者向けのPython入門書籍
  • なぜこれ
    • 牛尾さんの影響で、簡単にできることを増やそう計画の一環
    • 入門〜中級レベルの本が自分には負荷がちょうど良い
  • どうだった?
    • 読みやすい。 星4。
  • 各論
    • good
      • チュートリアルレベルより1つ進んだトピックや脇に逸れたトピックがあって、それが面白かった
    • bad、その他
      • とはいえ詳細には立ち入らないので、もう一歩詳しく書いてくれないと挙動が理解できない!という場面はちょこちょこあった

生活改善のために試して良かったもの、こと

ロングかつプラスチックの靴べら

今回一番推したいのは地味だけどこれかもしれないです。

  • なにこれ
    • そのままだけど、プラスチックの靴べら
  • なぜこれ
    • 10年くらい愛用していた靴べらが割れたので、新調した
    • 圧倒的にロングかつプラスチックの条件を満たすものがおすすめ
  • どうだった?
    • 良い。 星5。
  • 各論
    • good
      • 適度にしなって使いやすい。飲食店など色々なところで靴べらを使うことがあるが、木などの硬いものはしなりがなく使いづらい。。
      • ロングなので立ったまま自然に使える。同様に、短いものを使うときはかがんだり足を上げて使わなければならず、不便なため。
    • bad、その他
      • まあ木や金属と比べるとチープ感は否めないです。が、個人的にはそこに高級感、いる?派。
        • 前回もプラスチックで10年持ったので、耐久性もそう問題ないと思っている。

朝ランニング(軽いHIIT)

  • なにこれ
    • 朝、子が起きる前の時間にランニングするようになった
  • なぜこれ
    • 仕事が始まったので体調管理とメンタル管理をより一層重視するようになった
    • 心拍数を朝のうちに一度上げるのは、代謝が上がることで諸々の効果があるので

yuchrszk.blogspot.com

  • どうだった?
    • 目が覚めて良い。 星4。
  • どうやっている?
    • 毎日の目標は「外に出ること」にしている。
      • 走ることにするとハードルが上がるが、外に出ちゃいさえすればどうせ「ちょっとは歩くかあ。。」ってなるので。
      • 目標をどういう角度で言語化するか大事。
    • とは言え基本走る。最初に体をほぐしながらジョギングもした後、20s走る&10s歩くを繰り返す
  • 各論
    • good
      • シンプルに目が覚める
      • 少なくとも午前中、身体が起きている状態が持続する感覚がある
      • 日中に「外でないと今日全然運動してねえじゃん」ってなるのを予防できる
    • bad、その他
      • 靴とかウインドブレーカーとか季節ごとの装備とかを揃えたくなってくる

退勤する時の儀式

  • なにこれ
    • プライベートモードと頭の切り替えをするための一連のルーティン
  • なぜこれ
    • 長期間メンタル、体力共に安定したいので、頭の切り替えができるようにしたく
    • 育休前からやっているが、改めて確認して、継続している
  • どうだった?
    • やっぱり大事さを確認。 星5。
  • どうやっているの?
    • チャットのアクティビティをザッと見て即レスできるものだけ返信、それ以外はリマインダをかける
    • 残ったタスクがあればtodoアプリに入れる
    • 翌日の予定を確認して1日のイメージをする
    • 日報を書く
      • 上記を踏まえて、今日やったことと明日やることを書く
    • バイスの電源を落とす
      • これが大事。アップデートも走ったりするし、合わせて良い。
  • 各論
    • good
      • これをやっておくと、終わった後に「あの件どうなったんだっけ?」とかならないですむ
        • 手を動かしていなくても考えているだけでも脳に負荷はかかるので、仕事のことを思い出す時間を極力短くする
    • bad、その他
      • 日報書いている時に新規チャットがあると気になるみたいな細かい改善ポイントはある

その他面白かったもの、こと

習得への情熱

  • なにこれ
    • チェス、太極拳の2つで世界レベルの著者が、どうやって技能を習得してきたの自叙伝的な本
  • どうだった
    • 文面から明らかに観察と内省が好きなタイプで、非常に興味深かった
    • 興味深いコンセプトもいくつか出てきた
      • 個人的には「弾力性のある集中力」は考えても良いなと思った
        • つまり、特定の条件のときだけ深く集中に入れるのが大事なのではなく、どういう状況でも7~8割くらいの集中力に戻せるのが大事って話。生活リズムの改善をやっていると、そこからズレたときに脆くなりがちなので。

12月の振り返り

今年の年末年始は新幹線混みそうなので、早めに帰省イベントを終わらせて正解でした。

勉強したこと

LaTexでの数式の書き方

  • なにこれ
    • 数式をPC上で表示させるための記法(それだけの用途じゃないけど)であるLaTexをざっと勉強した
  • なぜこれ
    • ブログを書いたり、Ankiで数式覚えたりなど、何かと書きたい機会が出てきたので。
  • 感想
    • 使わないと覚えない類のものなので、本をじーっとみるよりも、数学とか勉強している時に積極的にブログを書くようにする方が身につきそう
    • サービスによって微妙に書式が違うことが、細かく覚える意欲を頓挫させて良くない(特にはてブ、君のことだ。先日もその手の不満を訴えてZennに乗り換えた記事を見た

cns-guide.sfc.keio.ac.jp

  • 成果
    • こんな感じで数式を入れられると、それっぽくなってちょっとテンションが上がる。

What does "sum of the series" mean? - Build my own Hello World

その他いま使っているもの

牛尾さんのこれを読んでから、基本の確認だけは毎日時間をとってやろうとしています。

  • TOEIC公式問題集
    • 完璧にしたという基準として満点をとってみたい
  • Python Tutorial
    • 細かく挙動を確認すると、わかっていないことが多い
  • 高校数学チャート
    • 「あとは覚えるだけね」って部分をちゃんと覚えきりたい

生活改善のために試して良かったもの、こと

Scrapbox

  • なにこれ
    • 共同編集型のメモ、Wikiアプリ。
  • なぜこれ
    • プライベートでNotionをメイン使用していたが、多機能すぎるが故の使いにくさを節々に感じていた
    • 普段のメモをかちっと整理するタイプではないので、「書き殴れる」タイプのメモ帳を探していた
    • 全てがページとリンクでできているという考え方に惹かれて使ってみようと
  • どうだった?
    • 今回の一押し。 星5。
  • 各論
    • good
      • 動作が軽快、見出しを(基本使用しない)というシンプル設計により、「使う気になる」
      • タグすらもページになっているのが慣れると直感的で気持ち良い
      • 拡張性も高く、長く味わえる
    • bad、その他
      • 使い方の問題だけど公開非公開の線引きはまだ定まっていない
      • 業務で使いたいが、業務で使う時の立ち位置がまだイメージできていない

新しいスーツケース

  • なにこれ
    • そのまま。スーツケースを新調した。
  • なぜこれ
    • 前のスーツケースは10年くらい使っていて割とガタが来ていた
    • 新調と言いつつ、実家にほぼ新品で使ってないやつがあったからもらってきた
  • どうだった?
    • 普通に使いやすい。 星4。
  • 各論
    • good
      • (このスーツケースに限らないと思うが)最近のスーツケースは本当におしやすい。快適さが全然違う
      • 前ポケットがあり小物が入れられるので、結局手荷物用にリュックも併用する必要があるみたいなことがなくなる
    • bad、その他

瞑想

  • なにこれ
    • 今更瞑想を説明するのもアレですが、気持ちを落ち着かせるあれ。
  • なぜこれ
    • 子の対応だったり、育休の終了だったりを考えて、短時間で集中するスタイルに変えていきたいなと
    • 自分はどちらかというとカッとなったり、情報がファジーになったりすることでメンタルのブレが生じやすいので、落ち着かせる系のメンタルマネジメントが向いていると思うので
  • やり方
    • いろんなやり方があるが自分は慈悲の瞑想を朝15分ほどやっている
      • 「何も考えない」よりも「考える対象がある」方が取り組みやすい
      • 実験によって効果がある程度実証されている
    • あまり難しいことを考えずに、単なるメンタルの筋トレと割り切って毎日行う
  • 感想
    • シンプルにゆっくり呼吸して普段考えていることから遠ざかる時間を取るだけでも、リラックス効果を感じる
    • ここ1~2週間でイラっとした時に、慈悲の瞑想を思い出すことで自分をクールダウンさせられることがあったりした

その他面白かったもの、こと

ONE PIECE

  • なにこれ
    • 海賊が宝を探す、例のやつ
  • どうだった
    • 10年くらい話がダレてた気がするけど、ここ最近の盛り上がりはさすがに面白い。これまでは前フリってのもわかる。
    • 子育ての合間にラジオを聞くようになったり、マジラブのANNからワンピース考察も気になるように

スーパーマリオRPG

  • なにこれ
  • どうだった
    • 全てが懐かしい
    • 最近のゲームと比べるとボリュームやシステムに劣るという声が多いけど、個人的にはこれくらいの方が遊びやすい
      • 最近のはごちゃごちゃしすぎていて疲れるので、自分でプレイするよりプレイ動画を映画のように鑑賞して満足してしまう
    • 「リメイクに求めるもの」の議論が起こっていて、それはそれで興味深かった。

育休9ヶ月取ってみた。

これは何?

他の記事でもちょこちょこ書いているように、今年は子が生まれました。
9ヶ月の育休を取得し、もうすぐ終わるので、時間のあるうちに感想やらなんやらをまとめておきます。

何で取ったの?

その1.取れるから

育休に関しては、法律で枠組みが定められています

また、ユニセフの報告書によると、実は日本の育休制度は世界1位の優遇度合いで、特に男性側の育休制度について高く評価されています。(同時に、実体としての取得率の低さも指摘されていますが、、)

Japan offers the longest entitlement to paid leave for fathers: 30 weeks of full-pay equivalent. When it was introduced in 2007, only 1.6 per cent of fathers used it.

産後の負荷についての知識は人並みにありましたし、取得率など気にせず、せっかく利用できる制度は十二分に利用しよう〜と割と早い段階で決めました。

その2.ブランクを気にしないから

周りの話を聞いたり調べたりすると、長期離脱によるキャリアの断絶を気にする人も多い気がします。

個人的にはブランクを悪いものだとは思っておらず、以下のような点でむしろ良いものだと思っています。

  • シンプルに心身を深く休められる(育休は育児休”業”だと言いますが、やっぱり仕事のストレスとは別物です)
  • 「仕事!仕事!」という近視眼的な状態から離れて、ゆっくり物事を考えられる
  • 子に限らず、家族とゆっくり話す時間を取れる

なので、取得することへの抵抗はありませんでした。

何をしてたの?

その1.育児

言うまでもありませんが、育児はしていました。

生まれてからの2~3ヶ月程度

子が生まれてから母親が元の体に戻るまでの産褥期は6~8週と言われます。
しかし、体力など考慮すると結局3ヶ月くらいかかるんじゃないかなと隣で見ていて思いました。

なので、妻には無事出産を終えてくれただけで感謝感謝とし、この時期は僕が基本全ての家事、育児を担当して妻には母乳だけお願いする役割分担にしていました。

それ以降

妻が元気になってきてからは、体調やメンタルの様子を見ながら少しずつ役割を分けるようにしました。今は基本子育て関連は僕、家事周りは妻がやるような体制です。

その2.勉強

今年は育休中のリスキリングについて議論(?)もありましたが、うちの場合、子の睡眠などをハンドリングすることで、勉強に充てる時間も日に何時間か捻出できました。

英語

まとまった休業期間なので、基本的だけど今まで目を向けてきたテーマとして英語の勉強を本格的に始めました。
TOEICが900弱になったところで4技能のテストであるDuolingo English Testに移り、今はIELTSに向けた勉強を始めています。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

Computer Scienceの基礎教養

こちらも前々からやりたいなーと思っていた「Computer Scienceを体系的に学ぶ」という目標に、大学に入ることで挑戦してみることにしました。
来週からmidterm examが始まります。。コワイ。。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

取ってみての気づき

日記に今日の気づき的なことを書いており、そこからの抜粋です。

その1.新生児対応の業務量と母体のダメージから、男性育休の必須具合が分かる

赤さんは基本何からしら手がかかりますが、特に新生児期の業務量はなかなかです。

こちらぴよログからデータ抽出してグラフにしたものですが、何かというと「1日あたりの対応タスク量の時系列変化(オレンジは、全体のうち深夜対応のみ)」です。

新生児期(4月あたり)は1日30taskを超えてる日がまあまああります。つまり単純計算1時間1task以上発生するわけで、バタバタな生活っぷりが分かります。。

(コードはこちら

一方で母体のダメージもなかなかです。フィジカルなダメージは言わずもがなですが、運動などが制限されるのでリフレッシュができず、メンタルにも波及するみたいな状態が一定続きます。

以前は男性育休はまあ取れる人が取ればくらいの感覚でしたが、今は少なくともこの時期に関しては”必須”だと考えを改めました。

よく「新生児期に父親が育児を手伝わないと、クリティカルな溝を生む」と聞いたりしますが、その理由が分かる気がします。

その2.子の圧倒的成長っぷりが興味深い

あまりこの言葉の乱用は好きではないですが、子に関しては本当に思います。日一日と変化があり、ちょっと目を離すと新しいことができるようになっているので、非常に興味深いです。

子にとっては毎日見るもの、触れるもの全てが新鮮で、世界との対話を楽しんでいるんだろうなと想像を膨らませると、自分も元気がもらえます。

その3.自分は子育て世帯の視点が全く分かってなかったなと分かる

  • この道、小さな段差あったんだ、、
  • あれ、この駅、どこにエレベーターあったっけ?
  • フードコートで、声気にせずご飯食べれるの助かる〜

子を連れて歩くようになってから、こういう細かい気づきが続出して、軽いカルチャーショックを受けました。

姪や甥と遊ぶ機会は結構あったんですが、それでもこうした発見が今になってたくさんあり、当事者にならないとわからないことってたくさんあるんだなという発見でした。

その4.子育ては夫婦のコミュニケーション量が試される

子育てで夫婦仲が悪くなる場合、一番の原因は「コミュニケーションを密に取らざるを得ない状況になり、そもそもの夫婦コミュニケーション不足が露呈するから」じゃないかと思いました。

名前決めや出産関連の入院に始まり、家事育児の分担、今後の育成方針や金融戦略など、目を背けることができないアジェンダが次々に降ってきます。

こうした状況の中で、夫婦で思っていることを腹を割って言い合う関係なのかというのが露骨に表れる気がします。

幸いうちはかなり会話量が多い方ですが、それでも長期的な視点の会話をする時間もあったほうが良いと思い、最近は月次の会議を設けました。

その5.半径5メートルくらいを明るくする能力がある

明るくは比喩で、気分の話です。

子と一緒に歩いているとエレベーターやカフェで隣になった方から話しかけていただいたり、笑顔になっていたりという場面によく遭遇します。

子は社会の宝という表現がありますが、周りを明るくさせる力を目の当たりにするとあながちオーバーでもないなと感じます。

細々とした話

取るまでにやったこと

特筆すべきことはやってないですが、淡々と引き継ぎを行いました。退職と異なり職場復帰することが分かっているので、周囲との関係のためにも未来の自分のためにも、ドキュメンテーションは丁寧にやるべきだろうなと意図的に時間をかけていました。

  • 育休を取得することを早めに伝える(5ヶ月前くらいに上長に伝えた)
  • 引き継ぎ先を確認する
  • ドキュメントを整備する
  • 事務的な書類は依頼があり次第即対応する(妻に書いてもらう書類があったりするので)

子育て周りでやって良かったこと

(生まれる前に)子育て関連の本を読み漁りベストプラクティスを把握する。

生まれてからだと時間がなくなるので、最低限、妊娠期間中に食事・睡眠・排泄については本を各複数読んで、まあこれは間違いなく効くんだろうなというベストプラクティスを把握するようにしました。

特に睡眠については(個体差も否定しないものの)主に以下を実践し、ほぼ寝つかせゼロで瞬時に寝るという親体験の良さに落ち着いています。

  • 寝る2h前くらいに風呂に入れる
  • 寝る前ルーティンを守る(ミルクをあげて、挨拶をして、寝る前に寝室に連れていく)
  • 部屋を完全に真っ暗にする(カーテンの隙間やエアコンの光も潰す)
  • 深夜のちょっとしたグズリは数分様子を見る
  • 深夜対応は超暗め、暖色系の間接照明のみで行う
  • 深夜対応の時に視線を合わせない
  • 決まった時間に電気を消し、電気をつける(SwitchBotを活用)
  • 室温を”大人の感覚よりちょっと涼しめ”で一定に保つ(SwitchBotを活用)

気にすることが多いので、極力定量化、効率化する

赤さんは繊細で気を付ける指標が多いので、判断基準が曖昧だと疲れるなあと、できるだけ定量化するようにしていました。

  • 温湿度はSwitchBotで管理し閾値を超えたらSlackに通知&自動でエアコンオン
  • 同じくSwitchBotで照明の点灯、消灯を自動化
  • 体重はWithingsに乗ることでデータが残るようにする
  • ぴよログに毎日の生活データを貯める
  • Mi Bandで深夜に定期時間周期で振動アラームをつける
  • ポッドで給湯温度を80度に保つ

なお、SwitchBotのAPI連携はChatGPTちゃんにコードを書いてもらいました。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

諸々のコミュニケーションツールを整えておく

前述の通り、コミュニケーションは大事ということで、コミュニケーション環境は整えておきました。

  • 子育て周りのフロー情報を共有するために家族Slackに#babyチャンネルを作成
  • 保育園情報などのストック用にNotionの共有ページの作成
  • 写真共有用にGoogle Photoで共有アルバムの作成
  • 予定のシェア用にGoogle Calendarの共有
  • 日々の対応の連絡帳代わりに、ぴよログのメモ欄をお互いに記入

(ある日のメモ)

家族会議を定期的に開く

「普段よりちょっと先を見据えた会話も定期的にしたいよね」ということで、10月から開始した月次の家族会議。

Notionにテーブルを作成し、会話したいことを事前に書いておいて、終わったらメモを貼っておくスタイルでやっています。

先月は家計の可視化をしたいという話になり、夫婦で家計簿アプリを使用することを決定しました。

月のまとめブログを書く

こういうやつですね。育休が長くなった時に、自分の生活がダレるのを防止するために始めました。

aoki-shiraki21.hatenablog.com

家族会議と同じで、棚卸しの機会になるので、続けようかなと思っています。

便利だったアイテム

これ全て詳細を書くと書き終わらなくなりそうなので、箇条書きスタイルでいきます。

  • ドラム式洗濯乾燥機食器洗い乾燥機
    • 元々買ってたものだけど、効果を実感。1秒を削り出せ。
  • 電気ポット
    • ミルクを作るのと白湯をすぐ飲めるように。80度キープなのと、ちょい出しできるのがお気に入り。
  • おくるみスリーパー
    • 初期は毛布はあぶないので、着るタイプを選択。このおくるみマジで寝るからすごい。。。
  • OPEN MOVE(イヤホン)
    • 外音も入るので、ながら作業が多くなるこの時期にちょうど良い。
  • コープ
    • 初期の買い物行く時間(と元気)がない時用と、今は離乳食用に契約。便利。
  • ぴよログ
    • すでに何度も登場の育児記録アプリ。データをPDF,CSV出力できて、残したり分析して楽しめる。
  • SwitchBotシリーズ
    • 家電をIoTにする、スマートリモコン。APIを直接叩けるとか、拡張性が楽しい。
  • Withings(体重計)
    • 専用のサーバでデータを見れたりIFTTTでデータを転送したりできるスマート体重計。
  • Mi Band6(スマートバンド)
    • 小型軽量のバンド。色々な機能を使ったが、地味に役立ったのが、「振動で起こしてくれる機能」によって子を起こさず起きる使い方。
  • 見守りカメラ
    • 自分たちの睡眠を確保するために、早く寝室を分けたくて早期から導入(すでに寝室は別になっている)
  • お薬手帳アプリ
    • 健診など何かと病院に行く機会があって、ついでに薬をもらうことも増えたのでアプリで薬局に情報送れるように。事前決済もできるのが楽。
  • LEDランタン
    • 深夜対応時に部屋を明るくしないための、間接照明として。そんなに明るくないのが逆にニーズにマッチ。

参考になった本(子育て関連)

大概の本は、ここにも簡単な感想を書いてます。

kappappa14の本棚 (kappappa14) - ブクログ

その上でピックアップするとしたらこの辺です。

役立ったもの

睡眠本

他にも細かく書かれている本はあるんですが、これが一番コンパクトにかつ根拠のある指示がされていて、手元に置いておいて何度も参照したいと思えました。

基本、睡眠はこれに準拠して対応しました。

食事本

妊娠期から順番に丁寧に書かれていて参考になりました。離乳食のフェーズなので、また読み返しています。

全体観

これじゃないといけないというわけでは特にないですが、こういう月齢別になった概要をバーと書いた本は1冊手元に置いておくと何かと参照できて便利です。

興味深い系

不妊治療の本

自分が不妊治療を受けたわけではないのですが、妊娠というプロセスについて気になったのと、不妊治療周りのニュースなどが目につくようになったので数冊読みました。

結構知らないことが多くかつ衝撃的で、これは知っておくべき内容だな、、と思いました。

子育ての経済学

子育て周りの本をザッピングすると「フランス式がすごい」「いやいやスウェーデンが」という主観本をよくみますが、各国の子育て周りの意思決定はどういう背景でされているんだろうなと気になって読みました。

翼の翼

20~30年前、田舎で育った自分の感覚と今の首都圏の子育」とでギャップがある部分はいろいろあるだろうなと調べていて分かった1つは中学受験率、進学率の高さです。

東京都全体で私立中学進学が約20%と、かなり一般化しているのでどういう感じなんだろうと思って関連書籍を漁りました。

中でもこの本が(フィクションですが)ディテールまでかなりリアルで、教育の方向性についてかなり考えさせられました。。。

脳研究者 育つ娘の脳に驚く

自分自身、学習の方法論について考えるのが好きなように、人間の学習とか発達というテーマには結構関心があります。

そんな中この本は、脳科学者がパパとして娘と触れ合う中で、各段階の行動を「こう解釈できる」と解説している本で、この本を読んでから子の行動を見ると非常に興味深く観察できます。

終わりに

最近読んだ本によると、育休の取得は伝播するという研究があるそうです。

例えば父親の育休取得率が70%を超えるノルウェーでは(2006年時点)、父親の同僚や兄弟など身近な人に育休取得者がいた場合、父親の育休取得率が11~15ポイントも上昇したという調査結果があります。

親戚や友人に半年以上育休をとっていることを話すと驚かれることも少なくなかったですが、ちょっとずつ普及して当たり前になっていくといいなーなどと思います。

次は働きながらの子育てについて、気が向いたら書こうと思います。